bluesoyaji’s blog

読書、化石採集、大学入試問題の分析、国語の勉強方法、文学、音楽、学び方などを書いています。少しでも高校生や受験生のみなさんの役に立てばうれしいです。

2017年 大阪大学 入試問題 文学部 国語 小説 島尾敏雄 「魚雷艇学生」を読んで考えた

2017年 大阪大学 入試問題 文学部 国語 小説      島尾敏雄魚雷艇学生』

 

http://nyushi.nikkei.co.jp/honshi/17/ha1-31p.pdf

 

分析や解答例は河合塾のサイトでどうぞ。

河合塾(総合教育機関・予備校)/ 2017年度国公立大二次試験・私立大入試解答速報
http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/17/ha1.html

 

著者の島尾敏雄は、鹿児島県加計呂麻島で海軍の特攻兵器 震洋部隊の隊長として従軍した経験を『出発は遂に訪れず』や『出孤島記』に書いています。

問題文は、非日常における異常な心理が描写されています。


受験生のみなさんは、想像力をめぐらし、主人公の心情を理解することが求められます。

平和な現代を生きる受験生も、戦争に対する知識や関心を持っていなければならないというメッセージが込められているのでしょう。

今後も、戦争を扱った文学作品が出題されることはあるでしょう。

おすすめの作品を挙げておきます。


大西巨人神聖喜劇
〈第1巻〉 (光文社文庫) 

戦後の日本文学で最高傑作の一つにあげられる問題作です。
読むと主人公と同じように頭脳が明晰になった気がします。
ぜひ一読をおすすめします。


古山高麗雄
「断作戦」―戦争文学三部作〈1〉 (文春文庫) 

古山高麗雄は、大西巨人と同じく軍隊体験を持つ小説家です。

島尾敏雄はこれがおすすめです。

「出発は遂に訪れず 」(新潮文庫 し 11-1) 

「出孤島記 」(新潮文庫 草 164B) 

魚雷艇学生 」(新潮文庫