台風5号通過後の上勝町を訪問して、念願だった剣山スーパー林道に普通車で行ってみました。
よくオフロードバイクやジムニーが上っていくのを岳人の森の観月茶屋で見かけたものです。
私も徳島の自然が好きなので、一度は日本一の長さと言われる剣山スーパー林道を走ってみたいと思っていました。
夏休みが取れたので、上勝から神山まで抜けるコースを走ろうと思っていたところへ、台風5号の通過です。
上勝町の出発点から雲早山トンネル経由、岳人の森まで走ってみたかったのですが、もちろん、崖崩れや路面の荒れが予想されます。とりあえず、舗装のある安全な地点を行ってみることにしました。
長い距離はあきらめて、ほんの少しの距離ですが、今回の初挑戦となりました。
車はノーマルのレガシィツーリングワゴンです。BP型で10年以上乗っています。
4輪駆動というのだけが強みです。車高も低いし、普通の夏タイヤです。
以前に立川渓谷の奥から上勝町に抜ける林道をこの車で挑戦したことがあります。
狭い道幅と、生い茂る草、至る所みぞになった路面に何度か車の底をこすりながら、のろのろ運転で乗り越えて、やっとの事で人里に降りてきたときは、本当にほっとしました。
二度と行くまいと決意したのですが、懲りずに今回の挑戦です。
ただし、今回は家族を二人乗せているので、そのときのような行けるところまで行ってやれという気持ちは封印して、安全第一で挑みました。
出発点の標識を写真に収め、わくわくしながら走ります。
勝浦川沿いの道は舗装もされていて、人家もあり、林道という感じがしません。
しばらく左岸を走り、右岸に渡ります。水量の増えた川の流れが美しい。小さな橋で左岸に渡り、山を登っていくと家もなくなり、山の中を走ります。左側に時折見える川が美しい。巨大な岩があちこちにあり、水の流れが変化に富み、見応えがあります。
殿川内渓谷の紅葉峡という看板を見つけて停車しました。
数十メートル下の川をのぞき込むと、轟々と音を立てて激しい流れが見えました。
迫力のある流れをIphoneのビデオで撮影しました。


落ちている石は赤と緑のチャートと思われる石が多くありました。
滝壺にいると、上から吹き下ろす風が冷たく、天然のクーラーとなって心地よく感じました。流れる水も手をつけるととても冷たい。
しばらく景色を楽しみながら休憩しましたが、その間一台の車も通りません。もちろん人の姿も全くなし。自然を独り占めした贅沢な時間を過ごしました。
「GO WILD」と言う本を読了したところだったので、狩猟生活をしていた頃の人間に一瞬でも返ったかのような気分になりました。少しでも健康を取り戻せたかなあと思います。
この先に進むのはあきらめて、引き返しました。
今後の課題は、車高を上げる、車の下部をガードする、マッドフラップを取り付けるなど、ダートを走れるようにすることです。
いつか剣山スーパー林道を全線走行してみたいです。
今回の走行の一部です。以下のリンクからどうぞ。