bluesoyaji’s blog

定年後の趣味に、化石採集や鉱物について、読書感想などを書いています。みなさんのお役に立てばうれしいです。

海岸で見つけた丸い穴、実は化石でした サンドパイプという生痕化石

海岸で見つけた丸い穴、実は化石でした サンドパイプという生痕化石

海岸を歩いていると、岩や地層の表面に丸い筒のような模様が並んでいるのを見つけることがあります。これは「生痕化石(せいこんかせき)」と呼ばれるもので、大昔の生き物そのものではなく、生き物が残した「跡」が化石になったものです。今回は兵庫県南あわじ市の海岸で見つけた、サンドパイプという生痕化石を紹介します。

サンドパイプとは

サンドパイプは、大昔に海の底にすんでいた生き物が、砂の中に掘った巣穴の跡です。生き物自体は分解されてなくなってしまいますが、巣穴の形だけが地層の中に残り、それが化石になります。筒状の穴がいくつも並んでいるのが特徴で、注意して見ると海岸のあちこちで見つけることができます。

実際に見つけたサンドパイプはこちらです。

サンドパイプの写真:ここに現地で撮影した写真を挿入してください(筒状の穴が並ぶ地層の断面がわかるアップの写真がおすすめです)

標本データ

  • 産地:兵庫県南あわじ市の海岸(淡路島南部)
  • 分類・化石名:サンドパイプ(生痕化石)
  • 入手時期・経緯:2019年9月、海岸を歩いて採集
  • 気に入っているポイント:生き物の姿は残っていないのに、その生活の跡だけで大昔の様子を想像できるところ

あると便利な道具

海岸で化石を探すときは、次のような道具があると安心して楽しめます。

  • 軍手やゴム手袋(岩やとがった石でけがをしないため)
  • 地質用ハンマーとタガネ(母岩を割って化石を取り出すため)
  • 保護メガネ(石を割るときの破片よけ)
  • ジップ袋や新聞紙(採集した石を持ち帰るときの保護用)
  • ルーペ(小さな化石を観察するため)

 

 

 

 

 

おわりに

サンドパイプは見た目が地味なので、最初は気づかない人も多いと思います。しかし「これは生き物の跡なんだ」と知ってから見ると、海岸の景色が少し違って見えてきます。次に海に行くときは、貝殻だけでなく、砂の中の丸い模様にも目を向けてみてください。