「ADHD」の整理収納アドバイザーが自分の体験をふまえて教える!
「片づけられない…」をあきらめない!
西原三葉 主婦と生活社

・今まで何冊も片づけ、断捨離の本を読んできましたが、全く自分の部屋の片づけができなかった私が、タイトルに引かれて読んでみました。
大変おもしろく、片づけもうまくいきそうなので、内容を紹介します。
・「はじめに」で著者自身が40歳のとき、ADHDとわかったと明かします。本書ではADHDの人、その傾向のある人向けに、手軽な片付けの実践方法が紹介されています。
・第1章では著者の生い立ち、両親、就職や結婚生活のことが語られます。ADHDの診断を受け受けた筆者は認知行動療法で大きく変わり、片づけができるようになります。
この筆者の体験だけでも読む価値ありです。
・第1章の末にコラムにADHDの症状チェックがあります。少し長くなりますが引用します。
1、細かい注意ができず、ケアレスミスをしやすい
2、注意を持続することが難しい
3、人の話をきちんと聞けない
4、指示に従えず、宿題や業務をうまく進められない
5、課題や活動を計画立てて整理することができない
6、継続的に行う作業ができない
7、課題や活動に必要なものをしばしばなくしてしまう
8、外部からの刺激で、注意散漫となりやすい
9、日々の活動について、しばしば忘れてしまう
このうち5項目以上があり、その他の条件も満たす場合、ADHDの可能性があるそうです。
もちろん素人判断せずに、気になる方は専門家の診察を受けてください。
・私は5項目以上あてはまり、ADHDの傾向があるなと自覚しました。
・第2章は片づけの具体的な方法が紹介されています。項目が23項目に細分化され、いずれも「〜だけ」という形でまとめられていて、とてもわかりやすく取っ付きやすいです。
・第3章はガラッと変わって漫画で著者が担当したクライアントの片づけエピソードが紹介されています。わかりやすく、具体的なので、文字情報よりも視覚情報が得意な人にはおすすめです。
・第4章はアプリが紹介されています。気になるアプリを検索すると、もう公開が終了していました。本書の発売が2019年11月なので、アプリの情報が古いのも仕方ないのかもしれません。残念なポイントでした。
・しかし、ADHD傾向のある人には、カレンダーやリマインダーアプリで生活を管理することは大変有効だと思いました。
まとめ
・本書を読んで、物があふれかえっている自分の部屋をまずは片付けることから始めて、スッキリした生活を取り戻したいです。
・あとがきに著者は「片づけは心のリハビリ、人生のリカバリー」と書いています。
今までの生活や人生の中のうまくいかなかったこと、もやもやしたことを「片づけ」を通して片をつけたいと思いました。
・特に自分はADHDかもと感じている人におすすめします。
