他人を気にしない自分になる 精神科医Tomy PHP研究所
精神科医Tomy先生の著作を立て続けに読んでいます。
今回は、「自分軸」と「頭がお暇」というキーワードについて紹介します。
「自分軸」とは
第2章11 自分が他人軸でもあきらめないで!自分軸に変えていく方法はあるのよ
相談(要約)
長男だったため、我慢を強いられ自分を出すことができなくなり、顔色をうかがう他人軸の人間になってしまった
回答
・自分軸は「自分で納得できるように行動する」こと
・他人軸は「納得していないけれど周囲や周囲からの評判が気になるから行動する」こと
・自分軸に変えるためには、
①自分が今やろうとしていること、今やっていることを書き出す
②それを自分が納得していること、納得していないこと一部分納得していることに分ける
③完全に納得していることを優先して行う。一部納得していることは、より納得できる形に変えて実行する。納得していないことは後回しにする
・どれだけ「自分が納得しているか」を一つ一つ考えてから行動する
・納得できないことはいきなり断らないにしても、とりあえず後回しにする
2、3行程度のまとめがあります
「頭がお暇」の例
第2章14 ルックスばかりに気が行くのは、頭がお暇な証拠
相談(要約)
他人を気にしてしまうのは自分のルックスに自信がないから。ルックスが素敵なら勝手に人が集まってくる。どうしたらいいか?
回答
・自分のルックスばかりが気になるのは「頭がお暇状態」だから
・「今、目の前でやっていることから気持ちが離れて、関係のないことをとりとめもなく考えてしまう状態」
・頭がお暇になると、最後は答えの出ないネガティブなことに行きついて、そこで延々とクヨクヨすることになる
・自分のやりたいことに邁進し、自分軸で楽しそうに生きている人は、自分の夢や目標で頭がいっぱいで「お暇」になっていない
・ルックスが素敵な人でなくてもそういう人には人が集まってくる
・対策は、今自分がやっていることに集中すること
・環境を変えて気晴らしをする、自分がやりたいことをやる
まとめ
こちらも同様の構成になっています。
「精神科医Tomyの1秒で~シリーズ」は短い説明で、鋭い警句のような印象でしたが、この「他人を気にしない自分になる」は、説明が丁寧に書かれていて、じっくり読んで納得できるスタイルになっています。
目の前の事態に即応するには「1秒シリーズ」を、時間に余裕があり、深い理解を得たい場合は「他人を気にしない自分になる」をおすすめします。