2020-01-01から1年間の記事一覧
令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト受験上の注意 公表されているので、以下、コロナ関連で気になる点、重要だと思われる点を考察していきます。 引用等は一部なので、必ず「受験上の注意」の全文を読んでご確認ください。 p1の特に気をつけ…
Mac mini本体のみを購入したため、初期設定にとまどいましたが、順調に使えています。(あたりまえか) 今回は周辺機器をどうしているかについてです。 キーボードはFILCO Majestouch Convertible2をbluetooth接続で使っています。 Windows note PC用に購入…
購入したのは、Mac mini本体のみで、純正のマウス、キーボードを購入しなかったので、初期設定をする段階で、文字入力する方法がないことに直面しました。 しばらく途方に暮れて画面を見つめます。 これは、子供にUSB接続のキーボードを借りて、なんとか設定…
初めてMacを買いました。といってもMac miniです。 30年近くパソコンを使っていますが、ほとんど仕事でWindowsパソコンを使ってきました。 還暦でMacに触手が動いたのは、安かったのと、長年の憧れがあったことが理由です。 Mac miniが7万円少々で買えるの…
中央芝生で 授業で再会 アルバイト先で 次の月曜3限 中央芝生でランチ 発作 月曜の昼、カフェで 美彌の家に呼ばれる だんだんとボディブローのように効いてくることば 柴崎の来訪 塚本の自殺 クリスマス前 中央芝生で 中央芝生の縁で寝転んでいた常二は、時…
「ひきこもれ ひとりの時間をもつということ」吉本隆明 だいわ文庫 本文は上記から引用しました。 吉本隆明といえば、学生運動の思想的な柱、「共同幻想論」、よしもとばななの父などが思い浮かびます。 名前は知っていても、その著作は未読でした。 今回は…
夏用布マスクをいろいろ購入し、試してみました。 不織布のマスクが手に入りやすくなり、ホッとしました。しかし、夏になって気温が上がると、不織布のマスクは蒸れてしまい、あごにあせもができてしまいました。 人前で何時間も話す仕事なので、マスクは必…
明治の男はつらかったと思う。 鎌倉時代から数百年にわたって培われてきた武士道の美学と倫理、つまり禁欲と痩せ我慢があらゆる行動の指針になっているにもかかわらず、時代は確実に、金銭と欲望だけが支配する資本主義の方に進みつつあったからだ。つまり、…
迷える羊は誰に出会ったのか? インフルエンザから回復して美禰子に会いに行く三四郎。 本文は青空文庫から引用しました。 朝飯後、シャツを重ねて、外套《がいとう》を着て、寒くないようにして美禰子の家へ行った。玄関によし子が立って、今|沓脱《くつぬ…
原口さん宅を辞し、美禰子と二人になった三四郎。美禰子に気持ちを伝えますが、その結果はどうなったでしょうか? 本文は青空文庫から引用しました。 夕暮れには、まだ間《ま》があった。けれども美禰子は少し用があるから帰るという。三四郎も留められたが…
三四郎が、よし子と一緒に野々宮さんの下宿に行ったとき、野々宮さんから、よし子の見合い話が出ました。 翌日、三四郎は国から届いた金を持って学校に出て、与次郎から、美禰子が絵のモデルとして毎日通っている画家の原口さんの住所を聞き出します。 広田…
美禰子から金を借りた後の三四郎について見ていきます。 「精養軒の会」(広田先生の後援会のようなもの)に参加した帰り 与次郎からの話です。 本文は青空文庫から引用しました。 「笑わないで、よく考えてみろ。おれが金を返さなければこそ、君が美禰子さ…
美禰子に誘われて、展覧会についてきた三四郎。絵のことがわからず、美禰子と会話にならない中、決定的な出来事が起こります。 ここは「三四郎」の最大の山場ではないでしょうか。 本文は青空文庫から引用しました。 それでも好悪《こうお》はある。買っても…
美禰子の家を辞し、付いて出てきた美禰子と当てもなく歩く三四郎。 本文は青空文庫から引用しました。 二人は半町ほど無言のまま連れだって来た。そのあいだ三四郎はしじゅう美禰子の事を考えている。この女はわがままに育ったに違いない。それから家庭にい…
いよいよ美禰子宅を訪問する三四郎です。 少し長くなりますが、二人の距離が縮まるのか、離れるのか、最大の山場なので、じっくり読んでいきましょう。 本文は青空文庫から引用しました。 翌日はさいわい教師が二人欠席して、昼からの授業が休みになった。下…
三四郎は、与次郎に頼まれて金を貸します。 与次郎が、広田先生から預かった、野々宮さんに返す予定の金を競馬で摩ってしまったからです。 与次郎は金策の結果、美禰子に金を借りることになりましたが、美禰子がつけた条件は、三四郎が金を受け取りに来るこ…
広田先生宅訪問 美禰子にとらわれている三四郎ですが、三四郎の頭の中では美禰子をどう見ているのかを整理してみましょう。 そうすることで、美禰子との関係の問題点がはっきりとすると思われます。 本文は、青空文庫から引用しました。 三四郎は近ごろ女に…
大学の運動会を見に出かけた三四郎。見学に来ている美禰子に合うことを期待しています。 審判をしている野々宮さんと談笑する美禰子を遠目に見て、おもしろくないと思って会場から離れます。 そして、美禰子とよし子の目につくように姿を見せた三四郎は、す…
美禰子の本心をつかめるチャンスを逃した三四郎。美禰子の言った「STRAY SHEEP」の意味が分からず、とまどうばかりでした。 そんな三四郎の元に美禰子から絵はがきが届きます。 それには、二匹の羊と、大きな男が立っている絵が描かれていました。男は獰猛な…
いよいよストレイシープの登場です。「迷える子」を美禰子はどんな意味で言ったのでしょうか。 「三四郎」最大の謎を考えてみました。 本文は青空文庫から引用しました。 美禰子に誘われて三四郎は、広田先生、野々宮兄妹と五人で菊人形を見に出かけます。 …
STRAY SHEEPの謎を考える中で、よし子という存在が気になります。 女性に慎重な三四郎が、よし子のことは最初から全肯定なのです。 疑ったり、考え込んだりすることなく、よし子を素直に受け入れて、まるで母親のように感じるのです。 よし子に始めて出会う…
引っ越しの手伝いで、美禰子と心が通うようになった三四郎。 広田先生の本を片付ける場面では、二人が恋人同士のようにいちゃつく、ほほえましい様子が描かれています。 本文は青空文庫から引用しました。 美禰子と三四郎が戸口で本をそろえると、それを与次…
美禰子の身体の描写を指摘しておきます。これまでは肌の色と目だけでした。 本文は青空文庫から引用しました。 女は白足袋《しろたび》のまま砂だらけの椽側へ上がった。歩くと細い足のあとができる。袂から白い前だれを出して帯の上から締めた。その前だれ…
美禰子に急接近 広田先生の引っ越しを手伝う三四郎と美禰子 二人が急接近する場面です。 三四郎の態度を考察します。 本文は青空文庫 から引用しました。 そのうち そのうち高等学校で天長節の式の始まるベルが鳴りだした。三四郎はベルを聞きながら九時がき…
美禰子と三四郎の出会いⅡ(美禰子と再会する) 美禰子の容姿と行動について見ていきます。 本文は青空文庫から引用しました。 美禰子との再会 美禰子の容姿 美禰子の行動 美禰子との会話 三四郎の行動 これまでの流れ 美禰子との再会 野々宮さんに頼まれて、…
美禰子と三四郎の出会い 「三四郎」本文は、青空文庫から引用しました。 三四郎が初めて野々宮さんを理科大学に訪ねていった帰り、池の畔で孤独を感じていると、 活動の激しい東京を見たためだろうか。あるいは――三四郎はこの時赤くなった。汽車で乗り合わし…
今回は「三四郎」の山場(?)のひとつ、女と宿屋に同宿する場面です。 前回見たように、女と話す機会を失った三四郎ですが、今度は女から話しかけられます。三四郎の対応に注目しましょう。 www.bluesoyaji.com 宿屋での女 1及び腰になって、顔を三四郎のそ…
夏目漱石「三四郎」を読んで考えたことを書いていきます。 今なぜ、漱石「三四郎」なのかというと、米津玄師さんの新譜のタイトルが「STREY SHEEP」だからです。 ストレイシープと言えば、漱石、三四郎。 この世界が大変な中で、米津さんが、なぜ「ストレイ…
現実主義と無常感の両立へ 21世紀の感染症と文明 山崎正和 を読んで考えた 第4章 最終章です。 現実主義と無常感の両立へ 23日本人の美徳が国難に勝ち、無事に最終局面を迎えられるかはわからない。コロナの後に、どんな世界を残さねばならないかが課題で…
21世紀の感染症と文明 山崎正和 を読んで考えた 第3章です。 半世紀の公徳心向上の成果 18「緊急事態宣言」後の日本人は、外出自粛や自主休業など、その自制心は特記に値する。企業の在宅勤務や零細自営業者の休業も自ら行われている。 19日本人の良識と…