一流になりたければ、その「色」を変えなさい。庄島義博 きずな出版
パーソナルトレーナーとして、プロスポーツ選手やアスリート、アーティストやタレントを指導してきた著者が、パフォーマンスを上げる色を「勝ち色」と名づけて、その効果や取り入れ方を説いた本です。
5章からなり、
1章 自分の能力が最大化する「勝ち色」とは
2章 「勝ち色」を取り入れた瞬間から、人生が変わる!
3章 そもそも「色」とは何なのか?
4章 あなたの「勝ち色」を見つけよう!
5章 「勝ち色」を操り、最短で結果を出す
・1章からぐいぐい引き込まれるように読み進めていき、数時間で読み終えました。
・紹介されているアスリートやアーティストの事例は、著者の自慢のようなニュアンスも全くなく、興味深く読めました。
一部、引用します
あなたのパフォーマンスをもっとも上げる色を「1COL」(1カラ)と呼び、もっともパフォーマンスを低下させる色を「6COL」と呼びます。
つまり、自分の勝ち色(1COL)とその対極の色(6COL)を把握することで、自らのパフォーマンスを操ることができるのです。
パーソナルカラーは「自分以外の他人に向けて作用するもの」です。一方、勝ち色は「自分自身」に作用します。
そして、色には「パフォーマンスを向上させる色」と「自分に負荷をかける色」が存在することも大きな特徴です。
・スポーツに限らず、高齢者や未就学児、インテリアの色などにも応用した事例が豊富に示されていて、興味深いです。
・わたしは教育に関する仕事をしているので、生徒の能力を高める方法に強い関心があります。
ふだんから、才能の見つけ方、伸ばし方はどうすればよいのか、読書を通して探っています。
本書は、読みやすく、方法も取り入れやすいという点で試してみる価値あり、と思いました。
・一点だけ、疑問があります。
5章「恋愛」の項目で、その場所が暗いなら、彼女の目のタイプは「暗」、明るい場所なら「明」と推測できる
とあるのですが、これは「明」と「暗」が逆ではないでしょうか?