「模倣と創造 13歳からのクリエイティブの教科書」佐宗邦威 さそうくにたけ
PHP研究所
読了しました。参考になった点を3つあげておきます。
1 模倣、想像、創造の3章に分けて、想像力を身につけるための具体的な方法が示されています。
2 人間の知能が8種類あり、大学までは、言語、論理的・数学的、人とのコミュニケーションが得意な人が、成績が良いとされている。それ以外の知能には、音感、空間、身体・運動、自分とのコミュニケーション、自然との共生があげられる。これらの知能がすぐれた人はたくさんいる。
学校教育(小学校から高校まで)の限界がよくわかり、納得しました。
3 キャリア教育の見直しが提言されています。
未来のために我慢するよりはいまを楽しむほうがいいし、絶対的な正解がないのなら、自分なりの成功でいい。これがいまの子どもたちが生きる前提なのです。
誰もが自らのキャンパスを選び、自分を表現していく生き方をすることで希望をつくれるようになる。
自分の将来がまだつかめていない中学生、高校生や定年後に自分探しをしている中年?に特におすすめします。
著者の「直感と論理をつなぐ思考法」も参考になりますが、こちらの方がより具体的で読みやすいです。