赤本、過去問のおすすめ勉強方法 現代文編
夏休みもあとわずかになりました。基礎固めも一段落し、そろそろ過去問を解いて応用力をつけようと思っている受験生のみなさんに、おすすめの勉強方法をお知らせします。
1 まずは第一志望校の赤本からはじめよう。
高校や塾で赤本を貸し出ししてくれるところも多いですが、第一志望校の赤本は買いましょう。返却日などを気にせず、いつでも手にとって勉強するためです。
赤本は結構な値段がします。おこづかいを貯めるか、スマホの通信費を節約してその分で買ってもらうかしましょう。
現代文は、評論、小説、随筆のどのジャンルなのか、さらに作者名、タイトルを確認しておきます。評論が九割以上の出題率でしょうが、なかには小説や随筆を出す大学もあります。
どのジャンルにも対応できるように対策を立てておきましょう。
2 最新版が終われば、古い赤本を借りてさかのぼってやっておこう。
これは高校や塾で、古い年度の赤本をストックしてあれば可能です。もしない場合は、クラブなどの先輩に赤本を持っていないか聞いてみる、他の高校や塾に行っている友達に相談して借りてもらうなど、入手方法はあります。すぐに返却しないといけない場合は、コピーをとっておきましょう。
3 設問のパターンや選択肢の数、記述の有無や字数などを確認しておこう。
公募推薦で、マーク式かどうか、4択か5択か、漢字や語意の設問はあるか、などを知って対策を立てておくと本番でもあわてることがありません。
ちなみに関西の人気校の近畿大学は4択です。5択よりは時間がかからないはずですが、2つまでは絞れても、どちらかに決めにくい紛らわしい選択肢もあります。
4 問題は目と手で解く
以前にブログに書きましたが、問題を解くときは、本文を読みながら、大事だと思う部分に線を引くことを必ずやってください。目で読むだけでは、どこが大事だったか覚えていられません。手を使って線を引くことで、著者の主張がまとめられている部分や、結論の部分がつかみやすくなります。
設問を考えるとき、この線を引いて印を付けた部分を中心に考えます。選択肢を選ぶときの根拠になります。この根拠を探し出すのが入試現代文を解くということの本質です。
夏休みに十分やれなかった人もいるでしょう。二学期が始まって焦りを感じる人もいるかも知れません。
でも、今からじっくり赤本に取りかかれば、大丈夫です。過去問のパターンを知り、それに慣れて対策をしっかり立てておきましょう。