ドアスタビライザーというものを取り付けると、乗り心地がよくなるという記事が目に留まりました。
Amazonで検索すると、TRDドアスタビライザー 汎用2個セット という商品が見つかりました。
ドアとボディの隙間に、スペーサーを入れて隙間を埋めることで、ボディの剛性を高める
ハンドル操作に対する車両の応答がクイックになる
という効果が期待できるようです。
残念ながら、私の古いスバル車は適合しないと書かれてありました。
ドアスタビライザーという語で検索すると、自作している人のレポートがありました。
簡単にできると書かれていたので、その記事を参考にして自作してみました。まずは材料をそろえます。
必要なもの
ゴムシート 5mm×30mm×300mm
スコッチ超強力両面テープ プレミアゴールドスーパー多用途粗面
あればよいもの
シンワ測定ポケットノギス
KUREパーツクリーナー
すべてAmazonで注文しました。
作業手順
ドアストライカーの大きさを測り、形状を確認しておきます。
ドア側の、ストライカーが収まる受け口付近の大きさ、形状を調べます。
ストライカーに粘土状のものをくっつけて、ドアを開閉し、粘土の厚さをノギスで測定すると、7.2mmありました。
これがストライカーとドアの隙間の広さとなります。
この隙間をゴムシートでふさぎ、ドアとボディの一体感を高めることで、剛性がでるのではと予想しました。
作業は簡単です。
およそ3cm×5cmの大きさにゴムシートを切ります。厚さ5mmのゴムシートは、ふつうのはさみで切れました。
ドア一つにつき2個、4枚ドア分で8個作りました。
このゴムのスペーサーに両面テープを貼ります。テープは1.1mmの厚さがあると書かれていました。
ということは、5mmと1.1mmで6.1mmの厚さになります。
ドアのストライカーの受け口の上下に、ゴムシートを両面テープで張り付けます。
アルコールシートで貼る面をきれいに拭いておきました。
本当は、パーツクリーナーできれいにするつもりでしたが、届いていなかったので、代用しました。
ドアがちゃんと閉まるかを確かめながら、貼っていきます。
貼る作業時間は、4枚のドアで10分程度。
ノギスで測っておいた隙間が、7.2mmだったので、隙間が埋まらないのではないかと心配しましたが、ゴム面がスタビライザーの面に当たっているようなので、これで良しとしました。
感想
毎日、市街地の1車線の道を通勤で片道5km程度走っています。
はじめは、正直なところ、変わりないのではと思いました。
しかし、1週間ほど乗っていると、装着後は、ボディ剛性が上がっているなと感じています。
元から乗り味が固い車なので、路面からの突き上げが大きかったのですが、車の挙動の収まりがよくなったようです。
たとえるなら、車が固い箱になって、箱で動く感じです。ボディのねじれが少なくなったせいでしょうか。
高速道路で長距離を走ってみると、さらに効果がわかるのでしょう。
次回、徳島に化石採集に行ったときに確認できると思います。
ちょっとしたことで、自分の車への愛着が湧いてきました。もっと乗り続けよう。
以上の感想や印象は、あくまで車に素人の私が、15年乗っているスバルレガシィ(BP5)で行ったものです。
車種や車の状態、使用期間、走行環境によって大きく違いがあることなので、あくまで参考程度にしていただければと思います。