「三つの石で地球がわかる」藤岡換太郎 ブルーバックス 講談社を読書中
橄欖岩について、大変興味深く読みました。
北海道にアポイ岳という地学的に大変興味深い場所があることを知りました。
アポイ岳の橄欖岩は、ほとんど変質せずに地表に露出しています。(中略)
アポイ岳の山道の両側にはそれらの緑色の石たちが、目で見ただけで区別できる鮮やかさで露出しています。
橄欖岩(かんらん)とは、マントルを作っている岩で、地球の全体積の82%を占めるそうです。
購入品の橄欖石
しかし、日本で橄欖岩が見られるのは、このアポイ岳に限られると言うことです。
橄欖岩が変質した蛇紋岩(じゃもん)は、各地で見ることができます。私も、実際に路頭を見学に行きました。
徳島県佐那河内村のハミ塚で採取した蛇紋岩です。
石なのに表面がつるつるしていて独特の質感があります。
蛇の皮のようです。
ハミ塚の「ハミ」とはマムシのことです。
蛇紋岩にふさわしい地名ですね。
よく化石を探しに行く上勝町にも蛇紋岩の路頭がありました。
アポイ岳は、 ユネスコ世界ジオパークに認定されています。
ぜひ、一度行ってみたい場所です。