bluesoyaji’s blog

定年後の趣味、大学入試問題の分析、国語の勉強方法、化石採集、鉱物採集、文学、読書、音楽など。高校生や受験生のみなさん、シニア世代で趣味をお探しのみなさんのお役に立てばうれしいです。

「繊細さん」の本 武田友紀著 を読んで考えた

 

タイトルが気になって、アマゾンで購入、すぐに読み終えたので、感想を書きます。

kindle版を読んだので、写真がありません。代わりにアマゾンのリンクを張っておきます。

 

 

「繊細さん」とは、著者によると、

繊細さは性格や環境によるものではなく生まれ持った気質であり、生まれつき 背の高い人がいるように「 生まれつき繊細な人」がいることが明らかになったのです。

 気になった箇所を紹介します。

繊細さんが元気に生きるには、自分の「 こうしたい」という思いを大切にし、「 こんなにわがままでいいのかな」と思うぐらい積極的に自分を優先していく必要があるのです。

「自分は他の人よりも 繊細なようだ」となんとなく気づいていても、相手 に、自分が当たり前に持つ感覚がどのくらい「 ない」のかを、実感を持って 認識 している人はほとんどいませ ん。

 感想は、読みやすいこと、具体的な対処方法が提案されていることがよかったです。

 

自分で言うのも何ですが、私も若い時から「繊細さん」に当てはまる自覚がありました。

学校という職場で、肉体的にはたいして疲れないのですが、気を使いすぎて疲れることが多かったです。1日が終わるとグッタリ。

 

今ではおっさんになった分、少しは図太く、鈍感になってきたとは思います。

しかし、この本を読むと、そのとおりだ、自分にも当てはまると思えることがたくさんありました。

 

具体的な対処として参考になったのは、音に関すること。

私の場合、音に敏感なタイプなので、高性能の耳栓を即、注文しました。

アイマスクも注文、サングラスもそのうち購入しようと思います。

理由は、本を読んで確認してください。

 

おそらく著者の仕事の経験から、相談内容が若い女性のケースが多いため、読者の対象もそうかなと思いました。でも、おっさんの私でもじゅうぶん参考になりました。

 

高校生や学生さんにもおすすめできる内容だと思います。

 

 

上勝町樫原の棚田を見てきました。行くなら軽四

 

上勝町樫原の棚田を見てきましたf:id:bluesoyaji:20180811120730j:image

 

4月に一度、樫原の棚田を見ようと出かけ、道中の過酷さにくじけて断念したことがあります。

 

今回は、「まるかみ」というアプリで行き方を調べて、グーグルマップを参照しながら林道よりも狭い道を車で上っていきました。

道幅が狭く、その上、つづら折りの道が続きます。

 

「まるかみ」アプリに、山犬嶽の駐車場に止めて徒歩200メートルとあります。

指示に従って車を停めて歩き出したところ、なかなか棚田が見えてこない。

500メートルは歩いたかという頃、やっと到着しました。

年老いた母と一緒だったので、長い距離を歩くのが大変。

車で現地に横付け、見学し、短時間で引き返すのがいいでしょう。

現地までが大変だったぶん、棚田の眺めはすばらしかった。

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曲線が美しい。数百年は同じ風景だったんだろうなと思うと、先人の営みが偲ばれます。

稲刈りにはまだ早く、黄金に輝く風景には出会えませんでしたが、緑のコントラストが美しい眺めになぜか懐かしい思いをしました。

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帰りは、秋葉神社のそばを通り、生実方面に抜けたのですが、これがまた大変な狭い道で、下界の広い道に降りてきた時には本当にほっとしました。

 

率直に言って、普通車では止めといた方がいいでしょう。軽自動車、できればスズキジムニーで行くことをおすすめします。

 

 

13年目の車検を終えて ブッシュの交換で、足回りが新車のようによみがえりました レガシィBP5

 

愛車、スバル レガシィツーリングワゴン BP5の車検が終わり、引き取りに行ってきました。

13年も乗っていると、足回りがくたびれてきて、乗り心地がひどかったです。

突き上げがきつく、タイヤに空気が入っていないのかと思うほど衝撃に身体が揺すぶられます。

元々スポーツタイプの車なので、乗り心地は買った時から固かったのですが、最近は乗るのもつらくなるほどでした。

車検の相談でスバルのディーラーに行き、乗り心地の改善方法を相談すると、Fストラット、Rショックの交換で見積金額335000円也。これには車検費用は含まれません。

「これなら新車買うわ。買えんけど」と内心つぶやきながら、足回りのブッシュ交換できますかとお願いしてみました。

 

これは、知人で車に詳しい人に教えてもらっていたことを思い出したからです。

「ブッシュを交換すると、新車並みの乗り心地になる」と教えてもらっていたのです。

費用を聞くと3万円程度というので、即決しました。

 

さて、車検が終わった車を引き取って自宅までの帰り道、にやけてしまいました。

「なんや、ほんまに乗り心地が新車並みやん。」

13年乗っている車とは思えない、突き上げもない走り。静かにタンタンと路面からの入力をこなすタイヤの動き。これなら大満足です。

車に乗るのがまた楽しくなる。

 

車には詳しくないので、交換した部品のリストをあげておきます。

 

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他の車では効果があるのかは分かりません。少なくとも古いレガシィに乗り続けている方は、試してみる価値ありだと思います。

 

 

 

 

 

断捨離をやってみて

 

断捨離をやってみて

古着を集めていた時期があって、買ったのに着ていない古着が部屋にあふれていました。

さすがに家族からのクレームもあり、断捨離をしました。

 

大きめの段ボールを買い取り業者から送ってもらい、合計7回、発送しました。

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デニムジャケットやパンツだけでも数十着。サイズが大きめなので、保管場所をとります。

売値は、たいしたことはないのですが、物がなくなり、部屋が少しずつでもすっきりしていくのが気持ちいいです。

 

古着は趣味で集めていたけれど、買っても着ていないというのは、自分のどこかに問題があったように思います。

 

たとえば、買うことで何らかのストレスを発散していたり、所有欲を満たしていたり、人の目を気にしていたり。

物との関係を意識せずに買っていたように思います。

 

本当に必要な物か、好きな物なのか、着こなせる物なのか。

考えてみると、断捨離したほとんどの物が、「NO」だったのです。

 

また、物が増えれば増えるほど、保管や手入れが行き届かずに、どこに何があるのか分からない、着ようと思ったらカビが、虫食いが、サイズが合ってないなど、悲惨なことがつづきました。

 

断捨離をしてみて、気持ちがすっきりしていくのが一番大きな効果だと感じます。

 

まだ手放せない物はありますが、断捨離を続けていきたいと思います。

 

タオカコーヒー

 

苦楽園のタオカコーヒーに行ってきました。

美容院でコーヒーを出してもらって、そのあまりのうまさに驚いて、どこの豆なのか教えてもらったのが、このタオカコーヒーです。

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今回買ったのは、「苦楽園ブレンド」と「ブラジル カルモ エステート」。

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苦楽園ブレンドはリピートです。美容院で飲んだものがこれ。

水出しコーヒーバッグも買ってきました。

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買い物をすると、サービスで1杯いただきました。

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苦楽園という街は、芦屋の隣に位置している住宅地で、高級外車がいやというほど走っています。

かつては谷崎潤一郎もこのあたりに住んでいたはず。

びっくりするような邸宅が並んでいます。

ちょっとしたぜいたくな気分を味わえるタオカコーヒーがおすすめです。

 

 

ブログのアクセス数が30000を超えました。

ブログのアクセス数が30000を超えました。

毎日、どなたかが読んでくださっていることに感謝いたします。

 

最近、思うように記事が書けなくて、更新が滞っています。

完成度よりも、更新頻度を優先して書き続けていきます。

応援をよろしくお願いいたします。

 

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「失われた時を求めて」どの訳が読みやすいかをくらべてみました 長編小説の読了に挑戦

最新の記事はこちらです。

 

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「失われた時を求めて」


1スワン家のほうへ Ⅰ
吉川一義訳 岩波文庫

 長いこと私は早めに寝(やす)むことにしていた。ときにはロウソクを消すとすぐに目がふさがり、「眠るんだ」と思う間もないことがあった。ところが三十分もすると、眠らなくてはという想いに、はっと目が覚める。いまだ手にしているつもりの本は下におき、灯りを吹き消そうとする。じつは眠っているあいだも、さきに読んだことをたえず思いめぐらしていたようで、それがいささか特殊な形をとったらしい。つまり私自身が、本に語られていた教会とか、四重奏曲とか、フランソワ一世とカール五世の抗争とかになりかわっていたのである。目が覚めても、数秒の間はそのような想いが残り、べつに私の理性に齟齬をきたすこともなく、目の上にうろこのように重くかぶさり、そのせいかロウソクが消えているのかもわからない。ついでその想いも、やおら理解できなくなるのは、霊魂が転生したあとでは前世で考えたことがわからなくなるのと同じである。

注「寝む」の読みを(やす)とつけました。原文はルビ。

 

第一篇「スワン家のほうへⅠ」
高遠弘美訳 光文社古典新訳文庫

 長い間、私はまだ早い時間から床に就いた。ときどき、蠟燭が消えたか消えぬうちに「ああこれで眠るんだ」と思う間もなく急に瞼がふさがってしまうこともあった。そして、半時もすると今度は、眠らなければという考えが私の目を覚まさせる。私はまだ手に持っていると思っていた書物を置き、蠟燭を吹き消そうとする。眠りながらも私はいましがた読んだばかりの書物のテーマについてあれこれ思いをめぐらすことは続けていたのだ。ただ、その思いはすこし奇妙な形をとっていて、本に書かれていたもの、例えば教会や四重奏曲やフランソワ一世とカール五世の抗争そのものが私自身と一体化してしまったような気がするのである。そうした思い込みは目が覚めても少しの間は残ったままだ。それは私の理性を混乱させることはないが、鱗のように目に覆いかぶさるので、燭台の灯がもう消えているかどうかを確かめることはできない。だが、かような思い込みはしだいに意味不明なものに変わってゆく。あたかも輪廻転生を経たあとの前世の思考のように。

 

第一篇「スワン家の方へ
鈴木道彦訳 集英社文庫

 長いあいだ、私は夜早く床に就くのだった。ときには、蠟燭を消すとたちまち目がふさがり、「ああ眠るんだな」と考える暇さえないこともあった。しかも三十分ほどすると、もうそろそろ眠らなければという思いで目がさめる。私はまだ手にしているつもりの本をおき、明りを吹き消そうとする。眠りながらも、たったいま読んだことについて考えつづけていたのだ。ただしその考えは少々特殊なものになりかわっている。自分自身が、本に出てきたもの、つまり教会や、四重奏曲や、フランソワ一世とカルル五世の抗争であるような気がしてしまうのだ。こうした気持ちは、目がさめてからも数秒のあいだつづいている。それは私の理性に反するものではないけれども、まるで鱗のように目の上にかぶさり、蠟燭がもう消えているということも忘れさせてしまう。ついでそれはわけの分からないもになりはじめるー転生のあとでは前世で考えたことが分からなくなるように。


私が一番読みやすかったのは、吉川訳の岩波文庫です。


難しい言葉や漢字が少ない、文が短めでつながりがわかりやすいという印象でした。

「蠟燭」と「ロウソク」、 「鱗」と「うろこ」など

 

一太郎で文章の読みやすさを調べてみました。

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吉川訳は、総文字数が少なく、文数も8文で最少でした。漢字も20%と少ないです。

ちなみに新聞コラムの測定値は、平均文長40文字、漢字使用率48%だそうです。
吉川訳は、簡潔で、文の意味がつかみやすいという特長があると思います。

 

私は谷崎潤一郎の文体が好きで、一文の長い文章には慣れているのですが、「失われた時を求めて」は、どちらかというと、簡潔で短めの文章が読みやすいと思いました。

 

みなさんも自分にとって読みやすい訳の本を選び、このやっかいな長編小説の読了を目指しませんか。

 

 

買ったのに読み切れない長編小説ベスト3

 

買ったのに読み切れない長編小説ベスト3

1「失われた時を求めて」プルースト

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 これは高遠弘美訳の光文社古典新訳文庫

有名な小説なので、必読だろうと購入したが、第1巻「スワン家のほうへ」最初のあたりで挫折したまま。
別の訳の岩波文庫版も購入してみたが、これも途中で止まってしまった。たしか集英社文庫も買ったはず。

動機が有名作だから勉強のために…これが続かない原因かも。
小説ってもっと楽しく読むものかもしれません。

今はこの作品に呼ばれていないのだと思い、しばらく寝かしておこうかと思っています。

 

2「大菩薩峠」中里介山 ちくま文庫


宮本輝先生が、若い頃に読んだ本としてあげていたのがきっかけだったはず。記憶があいまいです。
おもしろくでずいぶん読んだはずだが、中断してそっれきり。本自体がどこにいったのかわからない。

最近アマゾンのキンドル本で出ていたので、買った。でも読んでいない。

 

3「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫

超有名小説なのに、最後まで読み通せない。文庫版で同じ巻を買ってしまった事もあります。
神学論争のくだりが苦手で、ようやく乗り越えたあと、止まってしまいました。

興味を持てないところは飛ばしてしまえという事が出来ない性分です。

4そのほかの作品
 

   「死霊」埴谷雄高 講談社文芸文庫

       
 「百年の孤独」ガルシア・マルケス


 「源氏物語」谷崎潤一郎訳
 
このリストが増えないように、時間を見つけてこれらの作品を最後まで読み通したい、それが私の願いです。

 

これでギター練習も楽しくなりました。「BOSS GTー1の教科書 」 シンコーミュージックムック  1500円

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ボスのマルチエフェクターGTー1を購入したが、使い方がよくわからないという人におすすめの本です。

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私は自宅練習ばかりのギター生活ですが、GT一1は小型で軽量、持ち運びも便利。


購入したものの、使いこなす方法がわからなくて、宝の持ち腐れ状態でしたが、この本の存在を知り、早速購入して勉強しました。

 

まずはパッチの保存方法から確認。すごく簡単にできました。
エフェクターの説明が詳しく、設定の仕方がよくわかりました。


自分の好みの音が簡単に作れます。


ブルース系の軽い歪みが好みなので、本を見ながら設定すると、すぐにできました。

 

ギターの音がいまいちだったら、練習も続かないですね。


この本で自分好みの音を作って、ギターを練習することが楽しみになりました。

 

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ワークマンの肌がさらさら ZERO DRY 長袖ハーフジップを着用してみました #ワークマン #fieldcore #山歩き

 

ワークマンの「肌がさらさら ZERO DRY 長袖ハーフジップ」を購入し、着用してみました。

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ジップが首やアゴに当たらないように工夫がされています

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背中にはfield coreの字がプリントされています

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吸汗、速乾、UVカット、軽量の効果がうたわれています

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ゴールデンウィークの初日、晴天で気温も上がり、外での活動時の着心地を試すには最適の条件です。

 

和歌山県広川町の白木海岸と有田川町の鳥屋城山に行ってきました。

 

白木海岸では、風、波もない中、磯で2時間ほど化石の観察をしました。

磯を岩石伝いに歩くのが結構大変でした。足元は靴底が凸凹になっているトレランシューズを履いています。岩の表面の牡蠣殻が滑り止めとなってグリップしました。

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ワークマンのウェアの上に、ミズノ製ベストを着用、ハンマーとタガネで重くなったグレゴリーのバッグを背負っています。

海岸なので日差しがきつく、気温もかなり高くなっていましたが、汗もかかず、快適でした。

着心地も悪くありません。

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次に向かった産地は、有田川町の鳥屋城山です。白亜紀の地層があり、化石の産地として知られています。

しかし、どこを探せばいいのか、全く情報がないので、とりあえず中学校の横から遊歩道を登ってみました。

 

階段が整備されています。天気も良かったので、登山者が多いのではと思っていましたが、誰一人出会いませんでした。

時間不足だったので、頂上まで行かずに下山しました。

 

途中の眺めが良かったです。

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落し物をするという大ピンチがありましたが、運よく切り抜けて、無事下山できました。

そのトラブルによるパニックで全身汗だくになってしまいました。

そのためか、着心地に関しては、吸汗はまずまずで、肌ざわりは、やや気になりました。

汗だくになっても着っぱなしでいられるとは言えない程度です。

 

しかし、パタゴニアやノースフェイスといった有名なブランドの同種の製品に比べると、1500円という圧倒的なコストパフォーマンスが評価できます。

ブランドのもの1枚に対して、ワークマンなら、4〜5枚以上は買える値段ですから。

着替えを何枚でも用意できます。

 

アウトドアの活動だけでなく、ランニングやウォーキング、普段着としても充分使えるデザインとカラーでおすすめです。