初めて採集したアンモナイトの大きさがわかるように、クリーニングをしてみました。
アンモナイトの周囲の石を削り落とし、化石本体が見やすいようにする作業です。
私は全くのシロウトなので、化石の本やネットの情報を見てやり方をまねてみました。
黙々と石を削る。息を潜める作業です。
2時間くらいかかったでしょうか、正座していた足がしびれて限界に達したので、止めました。
大きさがわかりやすくなり、メジャーで測ってみると、10cm前後あります。
化石の産状がわかるように、本体を削り出すことをせずに、母岩についたまま残しました。
次はこのアンモくん(雄?雌?)の名前と生きた時代を調べてみました。
ちなみにアンモナイトの雄と雌については、国立科学博物館のHPに次のように書いてありました。
アンモナイトの殻には、マクロコンクとミクロコンクといわれる二型が知られています。両者の殻の形は成長を通じてよく似ていますが、ミクロコンクはマクロコンクに比べて成殻のサイズが小さく、殻口部に突起を持つものもあります。産出する場所や時代が同じであることから、これらは同じ種類の雌雄と考えられています。一般に大きい方(マクロコンク)が雌、小さい方(ミクロコンク)が雄と考えられていますが、明確な根拠はないようです。
画像を探すと、これがよく似ていました。
出典は、「和歌山に恐竜がいたころ 白亜紀前期の化石大集合」和歌山県立自然博物館です。
中生代白亜紀バレミアンという時代で、およそ1億3千万年前です。
「シュードハプロセラス・ジャポニカム」長くて難しい名前です。
覚えられないので、ハプロちゃんと呼ぶことにします。
このハプロちゃんとは1億3千万年ぶりに対面したことになります。気の遠くなるような出会いに頭がくらくらします。
この時間感覚に触れることが、化石採集の魅力かもしれません。