南あわじ市に化石採集に行ってきました。
海岸でアンモナイトなどの化石が採集できる場所です。
よく晴れて、暑くなりましたが、高速道路を使って一時間半ほどで到着。
地図で目星をつけていた海岸に降りると、サーフィンをしている方がいました。
結構波があり、白波が砂浜に打ち寄せてきます。
探したいポイントはこの砂浜ではなく、隣接する海岸です。
道から高さがあり、海岸線に降りる道がわからないので、サーフィンから上がって休んでいる人に尋ねてみました。
急勾配の狭い道で、四駆でないと無理だと言うことで、あきらめました。
以前に行った小さな港に移動します。
岬に向かって石だらけの海岸線を歩きます。
山側は全て崖になっていて、表面を観察しながら、歩きます。
すぐに見つけたのは、サンドパイプという生痕化石です。
いくらでもあるので、写真を撮るのも飽きてきました。
それほど簡単に見つかります。
時折、二枚貝、植物が炭化したものがありました。
ピンク色のだ円が貝の化石
不明の物体、アンモナイトかと思ったが、確かめず
暑いし、足元が石だらけで、疲れました。
あの岩場までと目印を決めて、アンモナイトらしきものがないか足元を眺めながら歩きました。
遠くに故郷の徳島の山々が見えます。眉山や勝浦、神山あたりの山が見えて、ちょっと帰りたくなりました。
沼島も美しい。
結局、アンモナイトは見つからず、誰かが割って捨ててあった、二枚貝の痕跡のある石を見つけたくらいでした。
海と空と新鮮な空気、山々の緑に触れて、気分は爽快になりました。
およそ七千万年前の生物の痕跡に触れることができ、気の遠くなる時間の流れと、せん光のような自分の人生の時間を確認できました。