徳島県神山町の次郎鉱山跡を訪れた時の写真が出てきました。
5年前の3月末に、母と息子と3人で山歩きに行った時のものです。
神山町の中心部から野間谷方面へ車で林道を上っていきます。
分岐点で、車を停めて歩きます。林道は山仕事以外の車が入らないように柵がされています。
かなりの高度まで上ってきています。
斑レイ岩の露頭です。
鉱物の粒が大きく、独特な感じがします。
林道は途中で舗装がなくなります。
大きな岩が崩れてきている箇所があり、危険です。
落石に注意しながら進みます。
かなり歩いて次郎鉱山跡に着きました。
中央の木の根元に抗口が開いています。
林道に置いたリュックサックから5,6メートルの高さでしょうか。
崖が急で足元が不安定なので、登りませんでした。
抗口の大きさは1メートルくらいでしょうか。手掘りだそうです。
鉱山というと大きな工場のようなイメージがありますが、ここは規模が小さいので、ひっそりとした穴という感じです。
林道に茶色に変色した鉱石がいくつか落ちています。
割ってみると、石の黒い地肌に金色の黄鉄鉱や黄銅鉱が星のように光ってきれいです。
石垣の所には、神山温泉で使う湯のための取水口がありました。
鉱山跡から取るので、いろんな成分が含まれているはずです。
林道のそばに、山桜が咲いています。
椿の花が目を引きました。
だいぶ歩いて帰ってくると、一番後ろを歩いていた息子が呼び止めて、「タヌキがついてきている」と言います。
振り返ると、二匹のタヌキがいました。
あわててスマホのカメラを向けます。
タヌキに気づかれてしまい、林道脇に逃げ込む姿が少しだけ撮れました。
動画から切り取ってみました。
動画にはもっと鮮明に写っています。
息子は歩いていて後ろから何か声のようなものが聞こえるので、振り返ってみたらタヌキだったそうです。しばらくの間ついてきていたようです。
二匹いたので、つがいかもしれないねといいながら帰りました。
なにかタヌキにだまされたような気持ちになりました。
徳島といえば、金長タヌキが有名です。こちらを参考にどうぞ。
ジブリにも『平成狸合戦ぽんぽこ』があります。
今回の山歩きは、この「徳島県 地学のガイド」コロナ社を参考にしました。
この本で紹介されているポイントに山歩きに行っています。